仇花に消えた徒言
お前の言うことはよく判らない
死人になれば
恋心の成れの果て
神さまに祈っちゃおう
ひとに成れなかったかみさま
無様にも貴方は哭いた
この針で胸を突いたら死ねるだろうか
こころを掬う
指先に触れた赤い糸
その刃で愛しい人を殺めるか
キラーチューンは永遠に
ろくろ首は還らない
幸せだった日などありはしない
君が悪いんだよ。
死神の笑い声だけが聞こえる
お前を嘲笑えば終わるのだろうか
この聲だけが救えない
さらば、と飛び降りた友人
彼岸花だけがぼくを彩る
赤い糸にがんじがらめにされたら良いのに
憎しみだけでは生きて行けない
聞こえているなら、僕の気持ちに応えてよ
甘くないキスと裏切りの涙
三日月の浮かぶ夜に僕は化け物になる
露店と宵闇に消えた貴女
化け猫は啼いた
全てこの掌で壊せたらどんなに幸せだったか
独り善がりの聖女
悪魔とルージュ
紅を塗りたくった遊女と金魚
この夏に僕は大人になる
大人の階段を昇る愚かな少年少女
この腕であなたを飼い慣らしたい
狼狽えることも躊躇うこともなく
さあ、神に頭を垂れろ
お前が信じた安っぽいもの
面を被れば、宵闇に連れ去られるぞ
夜遊びと夏休み
冷たい麦茶と蝉の鳴く午後2時
蝉時雨にあなたと会いました
たった一月の逢瀬
恋をしているはずの少女
そうやって君の笑顔に熱くキスをすればどんなに愉快だろうか
朱に染まったのはお前様だろう?
神に拐われた処女性
お前の首に噛み付いたらさぞや美味いことだろうな
人狼と銃弾
林檎に噛み付き、その汁を啜るのは(人の子かそれとも魔のものか)
太ももに触れた愛する証
灯籠を壊せ、そして殺せ
還してもらえたのだね
誰かに祈り、縋ることは愚かではないのだ
蛇を喰らった悪魔
さあ、世界を終焉へと導こう
狐火と陰陽師
貫いた心臓と感情の果て
お前にあげるものか
そうやってねだれば良いと思っているだろう?
ばか騒ぎとお祭り騒ぎ
イコールでは結ばれない恋愛関係
森林浴と月光浴、そして女神
この刀で斬ったのは愛するひとのみ
ひとの世は儚いものだ
それでもひとは生きる
血筋に繋がれた哀れな少女
憐れむこともなく、ただ死に行くだけ
愛するひとなど要らない
そうやって君は泣いたね
変わることのない世の中
ただの満月と式神
さあ、飼い殺せ。
君から離した手は誰にも届かない
この道から踏み外すことなかれ
ありがとうも言えなかったのは私の心残りです
仲間と共に進めばなにも怖くない、きっと