憎らしいお前がいとおしいのだ

憎らしいお前がいとおしいのだ
叶わない恋は終わりにしよう
憐れみなど要らぬ
すべからくあやめる
鎌鼬の嵐
この世に存在しない四方山話
どんなに愛しても、彼女はもうひとではないのだよ
輪廻転生の理
彼岸花の散れる様
君が手にした刃物で僕を切ってよ
なんの意味のない心中
縁切りの言霊
お前には似つかわしくない
魔物の言葉に耳を傾けてはならない
向こう岸にはなにがあるの?
あなたの殺意をください
戦うことも出来ない愚かなおんな
ひとが手を出してはいけないよ
お前のことなど知らぬ
この世に酔う
神となった少女
お前は生きていいんだよ
誰だって名誉と地位を求めている
醜い人間の争い
争いはいつまでも、終わらない
終わらない世界を終わらせよう
終焉も終幕もない舞台
この世はつまらないわね、と彼女は言った
人でもなく神でもないもの
獣に化かされた王
お前にはなんの価値もない
罵りたいなら罵れよ
愚者の知恵
無知でいることは幸せだ
無味乾燥な生活
格子越しに見えた、貴方の泪
泣かなくてもこの世界は優しいよ
易しい世界を選び取れ
ゆくゆくは貴方が壊すのです
苦しんで、痛みを堪えて、あなたに会いに行きたい
決して手の届かないひと
馬鹿な人は嫌いではないよ
さあ、戦うことで生きろ
あなたに会えるなんてゆめゆめ思っていない
もののふのなまくら
見返りもなく、世界と分かれる
ナイフと花束と拳銃
骸に咲き誇った白薔薇
夜な夜な泣き啜る
もう貴方なんて信じない
その剣でなにを貫くつもりか?
なにも信じず生きて行く
桜のような生き様
誰かの愛が欲しいのです
愛と盗人の関係
死ぬのは怖い、生きるのはもっと怖い
虚ろになってしまった人
耳を塞げば世界から逃れられる
小夜の叫び声
お前の唇は蕩けているな
鬼火の行く末を見守る
狩りをする狐
狐火は人間に取り憑く
愉しいことなどないのだよ
吸血鬼は嘲笑する
お前の血液が欲しい
あの人の所為だ、あの人の所為で私は化物になってしまった
冷たい掌をください
その掌で私を包んでください
その刃は世界を貫く
苦しむことで幸せを知ってしまったよ
人間を嫌う人間は滑稽だ
ギロチンと貴婦人
幸福など欲しいもんか
幸せと引き換えに失ったもの
不幸でもいいのだ
そのまま斬ってくれればよかったのに
どんなに満身創痍でも君を守ります
そんなことで命を捨てないで
夜明けと金字塔
狭い部屋の中で私は貴方を待ち続ける