安い挑発は勘弁して

安い挑発は勘弁して
お前のペテンは見破った
その無様な仮面を取り払って
王女様の亡骸と不死鳥
啄んだのは英雄のはらわた
どんなに泣き叫んでも賢者は生き返らない
許しを乞う魔女
王宮のとある魔術師
君の死に際とハイエナ
とあるテロリストの言い分
暗殺者が死ぬ前に考えること
走馬灯と君の罪
因果応報
人を殺した人間は自分をも殺す
殺戮の果てに泣いた殺し屋
翻ったスカートの中に見えた拳銃
呼吸が出来ない世界
鋭利なナイフは僕に突き刺さる
やがて満月は消え去る
無欲な神様
神に祈ったってなにも変わりゃしない
罪人には火あぶりがお似合いだろう
狼に食われた鬼は笑った
別れることも出来ない夫婦
血を浴びた鬼の沐浴
どんなに足掻いてもこの世界は変わらない
変わらなくても変えられるものがある
幽玄の薄原
名前で縛る神
人間の心は難しい
心臓を食らってもなにも変わらない
お前が変えたいものはなんだ?
一人の神が人間の望みを叶えた
花魁道中の彼岸花
狐は彼岸花を踏んだ
騙される方が本当に悪いのか?
ありもしない現実を並べ立てる
厄介者は消え失せた
さあさあ祭の始まりだ
耳を塞いでその眼で見ろ
家を守り抜いた少女
寡黙な冬
僕らの青い春と馬鹿げた祭
雪女の頼み事
はらはらと泣いた少女に触れることも出来ずに僕は死んでまうのです
僕に突き刺さるこの世の怨恨
嗚呼、お前が憎らしい
知ったかぶりをした娼婦
手に入らない身体もある
どんな詭弁を並べても彼女には勝てない
夕焼けの中で彼女は死んだ
その西陽はまるで血潮のようだった
まだ抗うか、少年
どんなに哀しくても、僕はこの世を這いずり回る
未だに諦めきれない間男
淑女の寝室にご用?
婦人は美しく咲き乱れた
切り捨てる人間は多い方がいい
手に入らない世界と少女
あの世でまた会いましょう?
お前はきっと地獄に堕ちる
悪者は嘲笑した
愚者と賢者の剣
欲の多い人ですね
好色家の骸
気味の悪い午後
魔に出逢う夕暮れ
冷笑を浴びせる青年
死んだことに気付かない神
ろくろく考えてみればいい
百鬼夜行の道ずれだ
お前様はなにをした
理論は覆った
飽くなき倫理
お前はいつまでも独りだ
ああ寂しくてたまらない
首を絞める罪悪感
首を切られる快感
不死の権化
哀しみに気付かなくても構わない
喜びも悲しみもなくなった世界
酔いどれの下戸
美酒に酔いながら夢を見る
神様には会えなかった
連れ去られたお嬢様
大富豪の傲慢