お前と共に堕ちよう

お前と共に堕ちよう
もげた羽は大事に取っておこう
君に渡した心臓
肺に刺さったナイフが溶けるまで
蕩けそうな身体
魔女が嘲笑した世界
お前に人殺しは似合わない
どす黒い血潮を浴びる
すべからくは、貴方に
憐れみなど要らぬ
春を売った少女の心残り
ああ、貴方は消えてしまった
世界が崩壊する音が聞こえる
嘘を吐く人は大嫌いです
お前の弱さは人を傷付ける
少女が堕ちたのは禁断の愛
甘い林檎のように解された
この意図は消せない
硝煙の中舞い降りた死神さん
貴方の罪を教えてください
お前が鳴けばいい
鳥のように哀れにもがけ
この世界は生温い
喰われたのは、自我
狂い咲きの椿
罪を背負うならば、
私の傍にはいつも貴方がいた
貴方が守ってくれたことはなかった
僕の心臓は自由に使っていいよ
背徳を犯すならば死を覚悟しろ
刺々しい愛情
こんなにも愛情は重苦しかった
早く会いたかった(会えたならば、死ぬこともなかったのに)
心残りはなにも出来なかったこと
最期に口付けくらいしてくださいませ
血まみれで還ってきた旦那様
死に急ぐのはお止めなさい
簪に似合う薄化粧
幸せなのは二人だけ
陽炎に触れる
あやかしが嘆く
鈴の音と花火と浴衣
青い瞳の女の子
死を知ってしまった少年
あまりにも冷めきった瞳
不条理と無常
我らの祭囃子
行方知らずの神様
闇雲な現実を生きる
生きて、私を抱き締めてください
劣化した現実の逃避
お前の強さは知っている
全て貴方が悪いので御座います
せめて殺すことをお許しください
君がいない世界はつまらない
掌に死体
お前が憎くて愛しい
愛など存在しない人間
世渡りの秘訣
君の血を啜って死にたい
最悪な結末を迎えよう
お前には絶望がよく似合う
死体がお似合いね
似て非なる世界が二つありました
生き死にを繰り返す人
世界をひっくり返す
ローリング・ボーイ(僕はいつも独りぼっち)
嘲笑しか知らない彼
あまねく世界は知らん振り
暗闇の中で貴方を探す
ああ、その手で私を殺して欲しい
些末な生き方
どうやら君は殺人鬼のようだ
僕を許さなくてもいいよ(だから、殺して)
山姥は幼子が好き
山猫は鬼のように笑った